塗装の構造

塗装構造

車の塗装は大きく分けて単色(ソリッドカラー)と複合色(メタリック・パールカラー)に分類されます。

まず、鋼板のサビを防ぐための下塗り塗装を施し、次に表面塗装の色合いを引き立たせるための中塗り塗装、そして常に目にする上塗り塗装(カラーベース)+透明なクリヤー塗装となります。

複合色の場合は、カラーベースにアルミ粒子やマイカ(雲母粒子)を含有させて、光を屈折させて独特のキラキラ感や真珠のような光沢感を演出します。

近年の高級車の中には、通常3層程度の塗装工程を6層や8層と塗り込んでいる車両も存在します。

この様な塗装ですが、厚みはわずか100μm前後と言われています。コピー用紙1枚分程度の厚さという事になりますね。